獣の如く









気に食わない


私より幸せそうな人間なんて

男なんて
女なんて


こんな事を思う自分が汚いと思った


私の中でもう一人の私が
生まれた気がした



心の中で自分の考えを
正当化しようとする自分が酷く醜く思えた



でも歯車は狂いに狂って自分の役目も分からず
ただただ壊れそうになるほどまわる、だけ



「気に食わないのなら、壊してしまえばいいんだ」


私の中の存在が、そう囁いた気がした



そう、

飽きて乱暴に扱われる人形の如く

誰も愛してくれず、どんどん何かに侵食された
              私の如く





私より素敵な笑顔が気に食わない


私より素敵なご両親に愛されてるのが気に食わない


私を嘲笑っているかのような、その瞳が

気に食わなかった




どうしてだろう

こんな自分がとても醜く思えた



私を認めてくれない、この世界が